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髄芽腫摘出による右上肢失調、高次脳機能障害 障害厚生年金3級:年額¥586,300 

上越市 30代 男性 髄芽腫摘出による右上肢失調、高次脳機能障害

1.相談に来られた状況

以前、当センターに依頼し、受給された方からのご連絡で同じリハビリ施設に通うかたより障害年金の相談をしたいとのことでご紹介いただきました。
脳腫瘍の術後後遺症により、右半身がうまくうごかせない。以前の3倍以上時間がかかってしまう。また、記銘障害があり、時間が経つと言われたことを忘れてしまわれるとのことでした。再発もあり、ご自分での手続きが困難なため相談されました。

 

2.経過

初診日は厚生年金で現在無職の為収入がありません。肢体の障害と精神の障害の2疾病で事後重症請求を行うことにしました。
日常生活で困っていることなど細かく内容をヒアリングし、右半身の巧緻性や一つの労作に健常時の3倍かかってしまうこと。新しいことや人の名前が覚えられないなどが確認できました。それらを資料としてまとめ、病院へ依頼いたしました。しかし、腫瘍が見つかり、再度手術となりました。術後、すぐには診断書の作成はできないとドクターから連絡があり、待つことにしました。

その後、できあがった診断書は入院中の本人を見て、売店で物を買ったり、身のまわりのことについては介助なくできている内容で記載がされていました。
しかし、障害年金の診断書は「単身で、一人で生活した場合を想定」して記載いただくもの、動作としてできるではなくてクオリティ(仕上がり)までできるかどうかで判断していただきたい旨を説明をしたところ、他のリハビリスタッフにも確認してみるとのことでした。ご理解いただけ、できあがった診断書はきちんと障害の状態を表したものになっていました。書類整備し、申請いたしました。

3.結果

障害厚生年金(肢体+精神併合) 3級を受給することができました。年額¥586,300

4.ポイント

日常生活状況や就労状況について、診察時にドクターへお伝えする機会はありません。しかし障害年金は障害によって日常生活や就労についての制限を記載していただかなくてはなりません。生活レベルに応じて、年金が生活に必要であれば専門家に相談することをお勧めいたします。

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