うつ病 障害厚生年金2級、年額¥1,450,506 受給した事例
岩船郡関川村 30代 女性 うつ病
1.相談に来られた状況
若いときから吐くほどの頭痛、不眠に悩まされ受診。今はうつの状態が重く、1日中横になって過ごされていました。家事もままならず、ご家族の援助なしには何もできない状態とのことでした。保険料未払いの期間が多く、「頭痛」で受診された病院以外での初診日証明は難しいと言われ障害年金はあきらめかけていたとのことでした。
2.経過
初診日は今から10年以上前、ひどい頭痛のため受診した救急外来でした。運よくカルテが残っており、初診日証明を取得することができました。頭部CT検査を受けており、脳に影があることの記載がありました。
現在の日常生活状況を聞き取り、申立書としてまとめ、病院へ診断書を依頼しました。出来上がった診断書は本人申し立てどおり相違ない仕上がりになっていました。初診である「頭痛、不眠」が10年以上経過後の「うつ病」と因果関係が認められる可能性は低いと判断いたしましたが、未受診期間において市販の鎮痛剤を飲み続けていた旨を病歴・就労状況等に記載をし申請いたしました。
後日、未受診期間について症状が継続していたと判断できないとの理由で日本年金機構より返戻、照会が入りました。約10年間の未受診期間について、本人へ再度確認を行いました。あいまいな記憶の中から、ふたつの医院名がでてきました。早速カルテ開示を行い、内容を確認したところ「不眠」「頭痛」の記載があり、症状が継続していたことを証明することができました。
書類を整え、再度提出いたしました。
3.結果
障害厚生年金2級を受給することができました。年額¥1,450,506(加算含)
4.ポイント
初診の診断名と現在の診断名が違う場合、相当因果関係が認められるかどうかで受給可能性が変わってきます。また、初診が精神病院でない場合も証明できる可能性がございます。まずは専門家へご相談ください。
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