協力:あおば社労士事務所、三条市労務管理協会

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退院して検査結果も正常に戻ったら障害年金は受給できないの?

質問

悪性リンパ腫で、先日まで入院して抗がん剤治療を行っていました。
現在は退院して、検査結果も正常値に戻ったのですが、
体力の著減や、手足のしびれによって、とても働ける状態ではありません。

検査結果が正常に戻っているので、障害年金は受給できませんか?

 

答え

血液・造血器疾患による障害認定基準には、以下のように規定されています。

●血液・造血器疾患による障害の程度は、
自覚症状、他覚所見、検査成績、一般状態、治療及び症状の経過等
(薬物療法による症状の消長の他、薬物療法に伴う合併症等)、
具体的な日常生活状況等により、総合的に認定する。

●検査成績のみをもって障害の程度を認定することなく、
認定時の具体的な日常生活状況等を把握して、総合的に認定する。

障害年金の認定に重要となるのは「日常生活への支障の程度」です。
検査結果が正常=日常生活に支障なしとは言えません。
従って、検査結果に異常値がなくても、その障害に起因する日常生活への
支障の程度によっては、認定される場合もあります。
その為、医師に患者の日常生活の状態と上記の障害認定基準の両方を理解した上で、
検査結果以外の自覚症状、日常生活への支障についても、
診断書に正確に記載してもらうことが非常に重要となります。

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