両上肢反射性交感神経性ジストロフィー 障害基礎年金2級:年額¥781,700
三条市 30代 男性 両上肢反射性交感神経性ジストロフィー
1.相談に来られた状況
高校生の頃より両腋窩の多汗とニオイが酷く、就労してから腋臭症及び多汗症の手術をされたそうです。術後から両上肢にしびれや痛みが出現し、腕は棒のように真っ直ぐになったまま動かせず、手の指は曲げることができなくなりました。リハビリをしても明らかな改善はなく、身のまわりのことも満足にできない。15年以上も働けない状況が続いており、一度、ご自身で申請され、不支給の結果が届いたとのことで困り果ててご相談いただきました。
2.経過
両腕は脱力し、挙げる事ができず上着を脱ぐにも介助が必要であること。手指も力が入らず、文字に筆圧がなく筋力が著減していることが確認でき、2級相当の可能性と判断しました。日常生活する上での制限を細かく聞き取りし、書類にまとめて医師へ診断書依頼を致しました。これだけの障がいがあるのに「なぜ不支給になったのか」理由の開示を行いました。診断書では障害の状態は確認できるが、本人作成の病歴・就労状況等申立書の内容より、障害の程度が軽いと判断されていることがわかりました。
3.結果
障害基礎年金の2級 年額¥781,700の受給が決定しました。
4.ポイント
初診書を含め、申請書類の文言一つで不支給になるケースが見受けられます。提出される書類の整合性についても確認が必要です。障害年金が生活にどうしても必要であれば、経験値の高いプロにご相談されることをおすすめいたします。