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骨盤内嚢胞性腫瘍、神経因性膀胱 障害厚生年金3級:年額¥585,700(更新継続)

 
 新潟市 30代 男性 骨盤内嚢胞性腫瘍、神経因性膀胱
 

1.更新ご契約に至るまでの状況

更新の手続きサポートを当センターへ希望されていました。前回申請時と比べて、障害の状態は変わらず、一般企業で援助を受けながら一般雇用として就労されていました。通院歴は5年にわたっていました。

2.経過

3年前、骨盤内嚢胞性腫瘍、神経因性膀胱で障害年金3級を受給された方からのサポート依頼でした。
現在は週5日、一般雇用でお仕事をされているということで、現在の日常生活状況をしっかり聴き取りしました。現場での仕事ですが、立って排尿ができないため、座れるタイプのトイレがある作業場所、現場の配慮などをしてもらっていること、常に座れるトイレがあるか把握しておかなければ外出できないことなど、会社の配慮のもと就労していらっしゃることがわかりました。
さらに、尿を膀胱にためておけない症状が強いため、1日のトイレの回数、所用時間、次にトイレに行くまでの時間など、数量を具体的にお聞きしました。 その内容を申立書にまとめ、ドクターに診断書作成を依頼しました。完成した診断書の自覚症状の欄には「日中のトイレは11~12回、1回のトイレの要する時間は15分、起きている間は1時間から1時間半おきに定時排尿をせざるを得ない状況となっている」と、ご本人の日常生活状況を細かく記載いただけました。

3.結果

障害厚生年金3級を継続受給することができました。年額¥585、700の受給が決定しました。

4.ポイント

まず、現実に、一般就労できている時点で障害年金の受給はかなり難しくなります。障害年金では、実際は親の介助が欠かせなくとも、「一人でアパート暮らしをしている」など実際の事象を元に不支給となるケースが多々あります。
この方の場合も労働できているのだから、労働制限がないと判断される可能性はありました。排尿障害があることが、どれだけ日常生活に制限をもたらしているのか、トイレの回数や時間を数量的、具体的にまとめることで、きちんと診断書にも記載いただけました。
次回も更新があるため、トイレの回数チェックリストなどの活用を普段から行い、受診の際にはきちんと日常生活、就労状況についてドクターにお話ししていただきたいと思います。

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