自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、うつ病で障害厚生年金3級、年額584,500円を受給した事例

三条市 40代 自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、うつ病

1.相談に来られた状況

学生時代は友達とのコミュニケーションが上手くとれず、孤立した場面も多くみられたとのことです。学業には問題はなく、通院はありませんでした。しかし、成人し就労すると指示されたことが理解できない。結婚後は、子の用事で学校へ行く機会が多くなり、人間関係のストレスから状態が悪化し家事もこなせない。発達障害傾向があると診断され、お困りになられご相談に来られました。

2.経過

今から25年以上前にかかった、内科を受診した初診日証明が必要でした。依頼すると運よく記録が残っており取得することができました。受証の傷病名は胃腸炎、胃炎、心身症と記載があり、神経内科を進めたとの記載がありました。精神病を伴う内容ではありませんでしたが、精神病の前駆症状とあったと判断しこの1枚で初診日を証明することにしました。旦那様の転勤に伴い、引越しのため転院することになりました。すると、ご本人よりご連絡があり、うつの状態が軽くなったとのことでした。しかしながら、今までのお話を伺った内容から判断して、生来からの発達障害の特性から物事が上手くいかない傾向があり、ストレスから二次障害の発症を繰り返していらっしゃいました。うつ状態には波があることをご説明し、まずは発達障害の専門医への受診をお勧めしました。通院をしていただき日常生活で不便に感じていることをお伝えしていただくようにアドバイスいたしました。転院後、病気の特性から普遍性、不可逆性があり、すぐに診断書の記載ができると医師からお答えいただきました。速やかに依頼を行いました。しかしながら、障害の状態は「動作」としてはできている内容となっており、障害者基本法並びに国民年金・厚生年金法、障害認定基準が審査に求める障害状態が適切に記載されていませんでした。

しばらくは、通院していただき引き続き日常生活状況をお伝えして頂くようにお話ししました。すると主治医が診断書内容が間違っていたと認め変更すると連絡をいただきました。転院から3ヶ月、さらに主治医変更から4ヶ月後に真正な診断書を取得することができました。

3.結果

障害厚生年金 事後重症請求 3級 年額¥584,500を受給することができました。

4.ポイント

障害年金の診断書は真正な内容で申請しなければならないとされているが、診断書の内容が真正かどうかについては、非常にわかりづらいものとなっている。特に発達障害は専門医の受診と、診断書内容が真正か否かの判断については、専門家へのご相談をお勧めしたい。特に精神疾患の場合、「“動作”として“できる”」ではなく、「自律的な意志を持ち、目的を遂行するために計画、準備、行動、目的遂行」までが“できる”を表している事を医療機関関係者は理解すべきところです。

(例) 

・×な例 「食事ができる。」≠ 「はしやスプーンを使い自分で口に運べる。」

・〇な例 「食事ができる」= 「単身生活で、偏食なく健康的な食事メニューを自ら選択する。メニューについて、食材、調理方法を決定し、調達し、調理を行う。調理したものを摂取し、後かたずけを行う。」食事に関して一般の人が行う「一連の行為」を指す。もちろん、調理、外食、内食と選択しがあっても良いことは当然。その比率が日常生活を行う上で偏らず一般的な範囲内で判断されるべきものである。

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